内視鏡、マンモグラフィ、超音波診断装置など、最新、最高レベルの医療機器を導入。検査情報は、電子カルテ、画像システムによりフィルムレスで運用管理され、胃・大腸癌検診をはじめとする内視鏡診断、乳癌検診、その他の病態においても正確で迅速な診断が可能となります。CT、MRIなどの検査が必要な場合でも、他院メディアとフィルムレスの連携を図り、患者さんのフィルムを持ち運ぶ手間を省きます。
治療が必要となった場合、病状および治療の必要性、治療方針につき丁寧に説明し、患者さんの価値観、ライフスタイルも考慮に入れた最善の医療を一緒に考え、十分納得したうえで治療を受けていただきます。
治療を受けていただく際もなるべく苦痛のないよう、スタッフのやさしい対応、快適な治療空間を提供できるように努力いたします。的確でやさしい治療を心がけ、少しでも早く快方に向かうよう、スタッフ全員でサポートいたします。
電子スコープにより食道、胃、十二指腸を観察します。炎症(逆流性食道炎、胃炎)や潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道潰瘍)、良性腫瘍、ポリープ、がん(食道がん、胃がん)の診断ができます。
上腹部の症状がある方は内視鏡による検査をお勧めします。
胃十二指腸疾患の既往のある方は、症状がなくても1年に1度は定期的に検査を受けることをお勧めします。
当クリニックでは、スコープを口から挿入する経口内視鏡の他に、鼻から挿入する経鼻内視鏡も選択できます。
基本的には、咽頭麻酔と胃の蠕動を抑える薬のみで検査をします。慣れていらっしゃる方は、こちらの方法をお勧めします。ご希望により鎮静剤による処置を行い、より楽に検査を受けていただきます。
鼻腔の麻酔を行い、直径5mmのスコープを鼻から挿入し検査をします。経口内視鏡に比べ咽頭反射が軽いため、ほとんど吐き気を感じることなく会話をしながら検査を行うことができます。鼻腔に問題があるとスコープを挿入できないことがあります。
当クリニックでは、日本消化器内視鏡学会のガイドライン(「内視鏡の洗浄・予防に関するガイドライン」)に沿って、高レベルの消毒液にて洗浄しております。
ピロリ菌の検査方法の中でも、精度が高く、患者さんの負担にならない、『尿素呼気検査』 を行っています。
ピロリ菌に反応する薬を飲んで、15~20分後に専用の試験袋に息を溜めて、 胃の中のピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の有無を調べます。
検査結果は、数分で分かります。
ピロリ菌の除去は、1週間の内服治療となります。
正しく薬を服用すれば、ピロリ菌の除菌は約80%の確率で成功します。除菌に失敗した場合に備え、二次除菌療法も行っております。
服用薬を別のものに変えて一回目と同様に内服治療を行いますが、この方法で初回失敗例の90%以上が成功します。
検査は肛門から硬度可変式のスコープを挿入し大腸全体を観察します。腸管が伸びないように工夫し、鎮静剤を使用するなどしてなるべく苦痛を感じないように検査を行います。
大腸内視鏡検査は、粘膜の様子を直接観察することができ、 大腸ポリープや微小がんの発見に有効です。当クリニックでは、峡帯域光観察(NBI)の導入により、より正確な診断が可能となっております。
下血や下痢、便秘の繰り返しなど大腸の症状があった場合、早めに内視鏡検査を受けましょう。
症状がなくても、大腸疾患の既往のある方は、定期的な検査を受けることをお勧めします。
検査によって万が一ポリープが見つかった場合、当クリニックでは内視鏡を用いた切除手術も行っております。
開腹手術が必要な場合は、提携の病院を紹介いたします。
大腸内視鏡検査は、前日からの処置が必要なため、検査前に一度診察を受けていただきます。必要な方には、血液検査、心電図検査などを事前に行っていただきます。
B型慢性肝炎、C型慢性肝炎、肝硬変の経過観察、治療を行います。
上記疾患は、肝がんの発生と重要な関連があるため、定期的な経過観察が必要であり、また治療により肝がん発生を予防することができます。
慢性肝炎の治療は、インターフェロン、抗ウイルス剤治療、肝庇護療法があり、これらを組み合わせて治療し、肝機能を悪化させないことが肝がん発生の予防につながります。
早期に肝がんを見つけることは、非常に重要であり、肝癌が見つかった場合は手術、ラジオ波治療、肝動脈塞栓療法などの治療が必要となるため、入院治療が可能な施設へ紹介いたします。 ご希望があれば、提携病院で肝臓専門医である院長が手術、ラジオ波治療、肝動脈塞栓療法などの治療をすることも可能です。
その他、肝胆道系疾患、すい臓疾患の診断治療、経過観察を行います。
乳腺外科では、乳がん検診と、乳腺炎、乳腺症、乳がんなど乳房の病気の診断・治療を行います。 乳がんは、乳房の中の乳腺に発生する悪性の腫瘍です。初期のうち自覚症状は、ほとんどありませんが、比較的早期から転移がおこると言われています。若い人ほど、転移を起こしやすいため、できるだけ早期に発見することが重要です。
女性のがんに限ると胃がん・大腸がんよりも発生頻度は高く、現在の日本の乳がん発生率は、20人に1人の割合です。若い世代では、女性のがん死亡原因のトップとなっており、症状がなくとも、年に1度は検診を受けることをお勧めします。
当院では、気軽に検査を受けられ、受診時の不安な気持ちをやわらげられるように、清潔で癒される雰囲気作りとあたたかな対応を心がけています。
視触診、マンモグラフィ、超音波検査すべてを行うのが理想的です。
触診+マンモグラフィ8,000円
触診+超音波7,000円
触診+マンモグラフィ+超音波12,000円
乳房に全く症状がない場合は、上記の検診費用がかかります。
症状がある場合、または、乳がん検診で何らかの所見があった場合は、保険診療となります。
しこりが見つかりがんが疑われる場合、細胞診、組織診(針生検)の検査を行います。 小さなしこりの場合はエコー下にて、細胞診、組織診を行います。
乳がんは早期の発見であれば乳房温存治療で乳房を残したまま治療することが可能です。 早期発見のためにも、定期的な検診が必要なのです。
乳がんと診断された場合、まずはセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。十分にご自身で病態を理解し、最善の治療を納得して受けていただくためです。 全身麻酔での手術が必要な場合は、院長執刀による提携病院での手術、またはご希望の病院へ紹介いたします。
乳がんの術前術後の治療として、抗癌剤、ホルモン療法、分子標的療法などがあり、それぞれの治療の適応は専門的な知識が必要です。当クリニックでは、治療の適応を的確に判断し、患者さん一人一人の生活や価値観を重視し、優しい治療をこころがけます。できるだけ苦痛なく、快適な治療を受けられるように副作用対策はもちろんのこと、処置室、点滴ベッドなども工夫しております。
外傷は、切り傷、擦過傷、小範囲の熱傷です。骨や腱、筋肉に及ぶ外傷は整形外科の扱いになります。
・皮膚および皮下腫瘍の切除、病理診断
・皮膚および皮下の炎症、膿瘍の処置
甲状腺疾患(甲状腺癌、甲状腺腫、甲状腺機能亢進、慢性甲状腺炎)の診断、治療、経過観察
下肢静脈瘤の診断、治療、経過観察
内外痔核の診断治療、内痔核の硬化療法(ジオン治療)、裂肛、痔瘻、肛門周囲膿瘍の診断治療を行います。
痔疾患のうちの半数を占めるのが痔核です。裂肛、痔瘻はそれぞれ15%程度です。
痔核の治療の基本は保存療法です。保存療法を行っても出血がひどい場合や脱出によって日常生活に支障をきたす場合は、外来治療や手術を行います。手術を必要とするのは、痔核の患者さんの1~2割程度です。
保存療法:食生活や排便習慣などのライフスタイルを改善して、痔の症状を悪化させないようにする「生活療法」が中心です。補助的に「薬物療法」も行います。
外来治療:痔核の根元に硬化剤を注射して、痔核を硬化・縮小させる硬化療法、痔核の根元にゴム輪をかけて徐々に締め付けて痔核を脱落させるゴム輪結紮療法を行います。
手術治療:痔核に血液を送っている血管を結紮、痔核を切り取る結紮切除術を行います。
当クリニックでは、痔核はなるべく切らずに治す方針です。 初期の段階では、生活習慣の改善と投薬治療によりほとんどの痔核は改善します。 経過観察の後、手術または硬化療法(ジオン治療)の適応を判断し、 手術の必要な方は、提携病院での手術または他の肛門外科専門病院へ紹介いたします。
原因となる便秘や下痢を防ぎ、傷を治す保存療法が基本となります。肛門括約筋が炎症を起こして肛門が狭くなってしまった場合には手術を行います。手術を必要とするのは、裂肛の患者さんの1割程度です。
保存療法:食生活や排便習慣などのライフスタイルを改善し、症状を悪化させないようにする「生活療法」が中心です。補助的に「薬物療法」も行います。
手術療法:肛門の皮膚からメスを入れ、狭くなった内括約筋を浅く切開する内括約筋側方皮下切開術を行います。これにより肛門が広がって肛門の皮膚は切れにくくなり、痛みも和らぎます。
肛門陰窩から細菌が入り込むと、肛門腺が化膿し、その炎症が肛門周囲に広がって膿瘍になります(肛門周辺膿瘍)。これが自然に破れるか切開することにより、膿が排泄されます。そのまま治る場合もありますが、約半数の方は膿の管(瘻管)が残った状態となります。これを「痔瘻」といいます。ストレスやアルコールの摂取などによる下痢が原因であると考えられています。
肛門周囲膿瘍は腫れている部分を切開し、膿を出します。瘻管が残り痔瘻になった場合は、根治手術を行います。手術を必要とするのは、痔瘻の患者さんの約4割程度です。場合によっては、肛門周囲膿瘍の段階で痔瘻の根冶手術を行うこともあります。
手術は瘻管を切開してそのまま縫合せずに開放する切開開放術や括約筋を切断しない括約筋温存手術などを行います。
これらの手術は、入院が必要となり、手術の必要な方は、提携病院または他の肛門外科専門病院へ紹介いたします。
生活習慣病とは、食生活や喫煙、飲酒、運動不足など生活習慣との関係が大きい病気のことで、従来は成人病とよばれていました。生活習慣病には、日本人の三大死因である癌、心臓病、脳卒中をはじめ、糖尿病、高血圧、高脂血症、慢性閉塞性肺疾患、痛風、肥満、などが含まれます。
当クリニックでは、多岐にわたる生活習慣病の中でも、特に、癌、高血圧、高脂血症 心血管疾患 肝疾患の予防に努めます。 最新の医療器械を利用し、現在の健康状態、生活習慣のリスクを評価し、生活習慣病の予防に取り組みます。
突然死の予防に役立つ最新のブルガダ型心電図解析プログラムを搭載した心電図検査に加え動脈硬化を評価するCAVI・ABI検査が行えます。
CAVI(キャビィ)は動脈の硬さを反映する指標で、動脈硬化が進行するほど高い値となり、血管年齢を評価する事ができます。同年齢の健常者よりCAVIが高い場合は、それだけ動脈硬化が進んでいると考えられます。
大動脈の進展性の低下は心疾患の発症や予後を規定する因子となることが知られており、CAVIの測定は、心疾患の早期診断と管理に役立ちます。
ABIは、下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標で、上腕と足首の血圧から算出されます。ABIは非侵襲的な検査で数値として評価できるので、PAD(末梢動脈疾患)患者の早期発見に有用です。PADは、心血管疾患や脳血管疾患など他臓器障害との合併が多く見られることからも、早期発見が重要です。
「肺年齢」コンセプトと重症度を視覚的に判断できるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)重症度ステージ解析が行えます。
「肺年齢」とは、その人の呼吸機能が今どのレベルなのかを知るための、ひとつの目安となるものです。実際の年齢より肺年齢が高ければ高いほど呼吸機能が衰えていることを意味し、低ければ低いほど呼吸機能は健康ということになります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は別名たばこ病とも言われるくらい、長い喫煙習慣の結果発病し、慢性的に呼吸が苦しくなる病気です。肺気腫と慢性気管支炎が本態で、最近、激増しています。
慢性閉塞性肺疾患の治療は禁煙、気管支を広げる薬・痰を出す薬・ステロイドホルモン剤などの薬物療法、在宅酸素療法、肺の理学療法(リハビリテーション)、運動療法、栄養療法などが行われます。
これら、血圧脈波検査装置、心電計、スパイロメーターの情報はビュアーソフト・FEV-80により電子カルテと連携し、個人ごとに管理されます。
禁煙治療を保険診療でおこなっています。 使用する薬には、貼付薬と内服薬があり、いずれかを使用することになります。
初診時、問診(喫煙状況、禁煙の準備性、ニコチン依存症の程度、他にかかっている病気などをお聞きします)、呼気一酸化炭素濃度の測定を行います。
ニコチン依存症と診断されれば、保険診療で禁煙治療が行えます。
禁煙治療の説明に同意された場合、禁煙宣言書の作成、禁煙開始日の決定を行います。
第2回から第6回:(2週毎)
ニコチン製剤の処方、問診(3回目以降は禁煙状況や離脱症状についてお聞きします)、呼気一酸化炭素濃度の測定を行い、ニコチン製剤を減量、ニコチン依存状況を評価し、ニコチン製剤の離脱をはかります。
呼気一酸化炭素濃度の測定は、マイクロCOモニターを使用し、禁煙治療の進捗状況、および治療効果の判定を行います。